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禅語: 人平不語 水平不流 [哲学]

人平不語 水平不流
ひと たいらかなれば かたらず、 みず たいらかなれば ながれず

人は平穏なときは何も語らない。水も、平らなところでは流れない。

石井ゆかり/文、井上博道/写真 『禅語』ピエブックス より

きれいな蓮の花の写真に惹かれて手に取った本の中で見つけた禅の教えの「ことば」。「水」は心理学的には「無意識」や「感情」を象徴しているらしい。

人は、平時には何も語らない。語る必要がない。でも、何か、心を動かす出来事が起こると、喜怒哀楽を喚起され、その感情を語ることを迫られる。誰かに聞いてもらいたい、思いを共有してもらいたい、語ることで楽になりたいと思ったり、つい口を開いたりしているかもしれない。口から発せられる言葉だけではなく、顔・身体の動きと言った無言の「語」もあるだろう。ひとたび語られたその思いが誰かに届いた時、さらにそれが新しい思いを生み、また新たな行動・出来事へ…とつながっていく連鎖。

予期しない出来事って不安も感じるけど、石井ゆかりさんが表現しているように「予期しない出来事の中にしか生まれない愛や絆がある」のだとしたら、悪くないかも。
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