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Stevie Wonder “Happy Birthday ” より [歌詞]

         …
We know that love can win
Let it out don't hold it in
Sing it loud as you can
         …

愛はいつの日か勝利を得るはずさ
さあ、世界中に働きかけよう
できる限りの大声で祝おう

Happy Birthday  (作詞・作曲Stevie Wonder)

誕生日を祝うシチュエーションで、「Happy Birthday to You~」のフレーズがよく使われるこの曲。曲調も明るいので、よく使われる「Happy Birthday to You」の部分だけ聞いていると、この曲の本当の意味に気づかないが、実は、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者、キング牧師の誕生日(1月15日)を全米の祝日にしようという運動に関わっていたスティービー・ワンダーが彼のために作った賛歌。

そう思って歌詞をよく読んでみると、かなりメッセージ性が強い曲。
   There ought to be a law against anyone who takes offense at a day in your celebration   あなたの誕生日を祝うことを反対する奴に対してこそ法律があって当然なのに
歌詞の中で「Martin Luther King」とフルネームも登場する。歌詞を読んでいると、その音楽性が認められてもなお、アフリカ系アメリカ人に対する差別は社会に根強く現存するという現実の厳しさを痛感する。

残念ながら、今日なお、人種差別がなくなり、キング牧師やスティービー・ワンダーが思い描いたような、すべての人が平等で、愛で結びつき、平和に生きる社会はいまだ実現できていない。人種・肌の色によって人を差別してしまう人の心は理性をもってしてもなくならないのだろうか。今以上に、愛があふれ、互いの違いを認めつつも互いを尊重し、愛し合える社会に近づくよう自分にできることは、人を人として愛し、人を差別しないということ。

Stevie Wonder “Happy Birthday ”を聴くならこちら:

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