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禅語: 八風吹けども動ぜず [哲学]

八風吹けども動ぜず

八方から風が吹き寄せても動じない。八方とは、利・衰・毀・誉・称・譏・苦・楽。
 利とは、自分の意にかなうこと。
 衰とは、意にかなわないこと。
 毀とは、陰で悪口を言われること。
 誉とは、影で褒められること。
 称とは、目の前で褒められること。
 譏とは、目の前でそしられること。
 苦とは、苦しみ。
 楽とは、人を喜ばせること。

石井ゆかり/文、井上博道/写真 『禅語』より

いいことに思えることの中にも、悪いことと同じように、心に悪影響を及ぼす。

確かに、万事が順調で、目標に向かってまっしぐら、常に前向きな時、ともすると、人の心の弱さに鈍感になる。悩み、苦しみを抱えている人が傍にいたとしても、その声が耳には入ってきても心にまで入ってこない。ネガティブなことは聞き流してしまうのだ。そもそも、ネガティブなことばを発する人の近くに寄っていかないのかもしれない。心がオープンなようで、でも感受性は損なわれている状態。

逆に、自分が悩み苦しんでいる時は、心を閉ざし、誰が何を言おうと、どんなことばに触れようと、それがここにまで届かない。これまた感受性が損なわれている状態。

このどちらも、好ましくない。どんなことが起きようとも、それに動じない心の強さ、心のやわらかさ?、心のしなやかさ?が肝要なのだ。。。
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